表情筋評論家から観るドラマ〜「おっさんずラブ」はドラマ仕立ての歌舞伎である。
ごきげんよう、表情筋評論家の西田です。先日、表情筋評論家を名乗るとルフィ風に威勢良く宣言した割には、(その記事コチラ)まだ冒険の海に出ていませんでした。ちなみにワンピースは歌舞伎(コチラ)で観たことしかありません。
さて、今日は表情筋業界で最もアツいドラマ「おっさんずラブin the sky」について、表情筋評論家からの見どころをご紹介しようと思います。
出典)https://www.tv-asahi.co.jp/ossanslove-inthesky/
このドラマの見どころは何と言っても田中圭さんの顔の演技です。
困惑
驚き
P.エクマンの「表情分析入門」によると、満面驚きの表情とは以下の通りです。
ー眉は引き上げられ、そのため両眉は湾曲し盛り上がる。
ー眉の下の皮膚は引き伸ばされる。
ー額には水平の横皺ができる。
ー瞼は大きく開かれる。:上瞼は持ち上げられ下瞼は下方へ引かれる。
ー顎が下がり唇と歯が引き離されて開口する。
田中圭さんの表情は「驚き」という感情を表情に表すとこうなります、という記述そのままです。
田中圭さんは、とっても演技の上手な役者さんですが、この「おっさんずラブ」シリーズは、わざと通常の表現よりも表情やしぐさを誇張して「感情」を表すという演技をしているようです。この「型」にハマった大げさな感情表現は、まるで「歌舞伎」のようにも見えます。
他の役者さんも、同様にややオーバーアクション気味に演じています。
獅子丸(山崎育三郎さん)の悲しみ
P.エクマンの「表情分析入門」より 「悲しみ」の表情の特徴
ー眉の内側の両端が引き上げられている。
ー眉の下の皮膚は三角形になり、内側の端は上がっている。
ー上瞼の内側の端が持ち上げられている。
ー唇の両端は下がっている。または、唇は震えている。
シノさん(戸次重幸さん)の我慢→エラの膨らみ(咬筋の緊張)口周りの緊張
シノさんの感情の偽装→左右非対称の口元
怒り→眉間の縦じわ、鼻孔の拡張、四角い開口
黒澤キャプテンの笑う時以外ずっと寄ってる眉間のシワと額のシワ
こうした出演者の「歌舞伎じみた大げさな表現」が、一歩間違うとエグみの出る「ボーイズラブ」の非現実世界を、万人に受け入れられやすいコメディに仕上げているのではないでしょうか。設定もそもそも「カブいて※」いて、ドラマ仕立ての歌舞伎です。
※「カブく」というのは、ロッカーが「お前ロックじゃん」みたいな感じで、歌舞伎ファンは「おめえさん、カブいてるねえ」みたいに使います。知らんけど。
ちなみに歌舞伎にもボーイズラブ物があります。
出典)https://www.kabuki-bito.jp/theaters/other/play/378/
この時は、二人のラブシーンをわざと滑稽に描くことでエグみを消していました。
とは言え、全部が大げさな歌舞伎仕立てではありません。
自然な笑顔→目の周りのカラスの足あとシワと、持ち上がった頰
思慮→あごの梅干ししわ(オトガイ筋)、下がった口角(口角下制筋)
この7thフライト(第7回)では春田創一(田中圭さん)の流した一筋の涙の演技が秀逸でした。
おっといけねえ。私は表情筋評論家であって、演技評論家ではないので、田中圭さんの演技について語ることはできませんが、本当に素晴らしい役者さんだと思います。
ちょっと自慢していいすか?
舞台「夜への長い旅路」を観に行った時にもらった直筆サイン♡
ーなんや、それ言いたかったんか?
うふふふふ。
最終回もカブいた表情筋から目が離せませんね。
今宵は表情筋評論家 西田美穂でお送りしました。
サヨナラサヨナラ
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