額のボトックスの失敗と打ち方について:他院修正症例(眉間∔額)

他院でボトックスを額に打った後に「額の下の方のシワがかえって悪目立ちして気になるようになった」というご相談でお越しいただいた症例のご紹介です。

額のボトックスは、もっともボトックスの「失敗」とされることが多い部位の一つです。額にある筋肉(前頭筋)は眉毛を持ち上げる唯一の筋肉で、この筋肉がボトックスで動かなくなってしまうと、「まぶたが重い」という症状が出やすいからです。

ここで、一つ重要なことは、ボトックスはシワを取る注射じゃない!ということです。ボトックスは筋肉の動きを緩める注射です。つまり、額のシワを取るためには額の筋肉の働き(眉毛を持ち上げる)を弱めてしまいます。

そもそも、額にシワがある人には、瞼のたるみ(眼瞼下垂)が軽度〜中等度見られます。シワになった原因は、無意識に目を開けようとする筋肉の働きです。眉毛を持ち上げる筋肉(前頭筋)を常に緊張させており、皮膚の弾力が衰えると、それがシワとして刻まれてしまいます。

そこで、ボトックス初心者の先生は、眼瞼下垂を避けるため、額の上の方だけにボトックスを打つことがあります。

その結果こうなることがある、という症例をご紹介します。

ただ、ボトックスはたとえ失敗してもどんなに長くても6ヶ月で症状は改善し、一生続くということはあり得ないので安心してください。

写真上)当院初診時に額のシワを作ろうとしてもらった時の写真です。

写真下)同じ表情を作ろうとしてもらいましたが、シワが寄りません。リタッチで右眉の上りを修正しました。

写真上では、額のシワを寄せようとすると、眉間のシワも一緒に目立ちますね。また、前医で打たれたボトックスが額の上の方にはよく効いていますが、下半分にはあまり効果が見られません。おそらく、額の下半分に打つことで、瞼が重くなる症状(眉毛下垂、眼瞼下垂)を心配して、前医では額の上半分を中心にボトックスを打ったと推測されます。その先生も、患者さんのことを考えて、そうされたのだと思います。

しかし、結果として額の下の方のシワがかえって目立つという結果になっています。

つまり額では、まぶたや眉毛の状態を見ながら、全体にバランスよく打つことが重要です。そもそも中等度以上の眼瞼下垂がある場合は、ボトックスの治療適応でないこともあります。「額のしわにボトックスを打って欲しい」と患者さんに言われたから打つのではなく、治療する前にその治療の適応があるか、を判断するのが医者の仕事です。

また、額のシワを上げようとすると眉間のシワが寄ってしまう方では、額のシワと一緒に眉間も治療することをお勧めしています。そうでない場合、眉間のシワが取り残されて、悪目立ちすることがあります。

BTC的 額のボトックスの打ち方

1)額の上の方だけにシワがある場合 →ボトックスを普通に打っても成功する

2)額全体に細かいシワ →メソボトックスとして、細かく打つ。皮内注射と筋肉内注射を使い分ける。

3)眉毛の上2センチ以内にも横シワがある場合(軽いまぶたのたるみがある場合)はいずれか

  ・ボトックスより先に「まぶたのたるみ」治療をする

  ・ボトックスより先に額にヒアルロン酸を注入する。

   (ボトックスの併用が望ましい)

  ・ボトックスの強さと層のグラデーションをつけて打つ

 

このように、額のシワ、と一口に言っても、眉間のシワとの関係や、まぶたのたるみ、も筋肉のバランスに影響するため、ボトックスは木を見て森を見ずではなく、森全体を見て調律することが重要です。表情筋はバランスが重要です。

他院修正も行っています。

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